所沢市の概要

埼玉県の南西部に位置する所沢市は、面積約70万㎡、人口約34万人の都市で、東京都心へのアクセスも良好なため、ベッドタウンとして発展を続けてきた。
歴史は古く、市内には旧石器時代の遺跡も残されていることから、この時代から人々の営みが行われていたと考えられている。時は下り、鎌倉幕府が成立すると、関東各地と鎌倉を結ぶ鎌倉街道が整備され、所沢市も鎌倉街道の経由地として栄えるようになったという。

鎌倉時代末期には、この付近では、鎌倉幕府を打倒すべく南へ進軍する新田義貞と鎌倉幕府軍の戦いが行われ、歴史上重要な土地としても知られるようになる。その約20年後、今度は、新田氏を中心とする軍勢は、足利氏の軍と戦い、最終的には足利軍が勝利した。このふたつの戦いは「小手指ヶ原の戦い」と呼ばれ、記念碑が当時の歴史を今に伝えてくれる。
江戸時代以降の所沢は、幕府の農産物増産の奨励によって、三富新田を中心に各地で新田開発が進められるようになった。武蔵野台地上にある所沢周辺は稲作に適さず、畑作を中心とした農業地帯として発展することになった。

所沢市は日本の航空発祥の地としても有名だ。これは、明治時代に、平坦で広い土地を活かして、日本初の飛行場が整備されたことによるもので、それを記念して造られたものが、航空公園駅前の「所沢航空発祥記念館」だ。
第二次大戦以降は、西武池袋線と西武新宿線の2路線が利用でき、都心への交通が便利なことから、住宅地として人気を集めてきた。こうして所沢は、埼玉県の主要都市の地位を確立してきた。
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